膝の痛み
膝の痛み
膝の痛みで病院へ行くと、体重や加齢、筋肉の衰えなどが原因として指摘されるとかと思います。果たしてそうでしょうか。
そうだとしたら、年配の方、体重が重い方、身体を鍛えていない方の多くが膝に痛みがでることになるということになります。周囲の人達を見渡しても実際はそんなことはないと思います。
逆に、まだ若く、体重も平均的で、身体を鍛えている方が膝の痛みを訴えたとしたら、どのような説明になるのでしょうか。
ここでも、腰痛と同様に一見常識と思われる非常識な思い込みが存在しているようです。
カイロプラクティックでは、膝に痛みがあるからといって、膝だけを施術するといことはありません。身体全体のバランスの中で症状を捉えるので、全体の施術後に膝周囲を診ることになります。
膝に痛みが生じる直接の原因は、膝周りの筋肉のアンバランスによります。筋肉のアンバランスとは、筋肉の付き方や鍛え具合ではなく、筋肉の緊張と弛緩、そして筋肉の機能低下を指します。膝周りにこうした状態が診られれば、痛みに伴い、膝に力が入りにくく、曲げにくくなったり、また逆にまっすぐに伸ばしにくかったりもします。
つまり、筋肉が本来の機能が発揮できないことで筋肉だけでなく、膝の関節や靭帯にも負担をかけることになり、痛みが起こるわけです。
施術としては、全身のバランスを整えるとともに、問題のある筋肉の機能を回復させることになります。筋肉が本来の機能を取り戻せれば、体重や年齢に関係なく、症状は改善へ向かっていきます。