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腰 痛

腰 痛

腰痛の85%以上は原因不明という事実

これまで、腰痛の原因として多くの方が信じてきた常識がありますが、近年たくさんの研究結果が報告され、実は非常識であり、単なる思い込みであったりすることが解明されてきました。

実は現代医学において、腰痛の発症の仕組みや病気のメカニズムは完全に解明されてあらず、その85%以上は原因不明だということです。この数字が意味するものは、現在の進んだ医学的検査の中で全くその原因をみつけられないということです。では、その原因は何かと言うと、腰痛治療の最前線や海外の腰痛治療のガイドラインではストレスや心理的・社会的な因子を挙げています。

これは、最近のテレビの番組の中でもやっとストレスが原因とする内容で紹介されるようになってきました。(NHK番組 ためしてガッテン

腰痛 Q&A

Q1 椎間板ヘルニアは腰痛の原因か?

スイスからの報告に、画像診断を受けた健常者の76%に無症状の椎間板ヘルニアが見られたという研究があります。
また、フィンランドの研究では、腰痛経験者の約半数が、MRIによる画像診断で椎間板に変性(異常)が見られない正常な所見であったということです。

Q2 腰痛は老化のせいか?

加齢とともに腰の骨の変形が進むようですが、それに伴って腰痛の方が増えるわけではありません。ある世代別統計では、腰痛は30代、40代が最もピークで、その後は年齢とともに減少していくことを示しています。

Q3 腹筋と背筋の鍛え方が足りないから腰痛になる?

最近の研究では、まったく根拠のない情報です。
日本代表のスポーツ選手でも腰痛になって、手術を受けたけど、結局復帰できず、引退した方がいますが、こうしたスポーツ選手が筋肉を鍛えてないはずはないですよね。

Q4 腰痛発症は重い物を持ったから?

これも研究では、必ずしも当てはまるものではなく、「腰に負担をかける動作をしたから腰痛になる」とは限らないようです。これは職業との関係でみても同様で、事務職の方でも肉体労働の方でも大差はないとのこと。

また、「重い物を持つときは、ひざを曲げて持つこと」というアドバイスをよく聞きます。
これも、実際はどうかと思います。確かに生体物理学的にみれば、腰への負担はひざを曲げて持ち上げたほうが少ないかもしれませんが、腰に何ら問題をかかえたことのない人にとっては平気にやってしまう動作だと思います。腰痛を抱えている方でも、腰痛を経験する以前は、そうした動きをしても腰を傷めることはなかったのではないでしょうか。

Q5 腰痛になったら安静が必要?

急性腰痛(ぎっくり腰)を対象にした研究で、発症後2日間安静にするグループ、ストレッチをするグループ、日常生活を続けるグループで経過観察したところ、日常生活のグループがもっとも回復が早く、もっとも回復が遅かったのが安静のグループだということです。痛みに耐えられる範囲でとにかく動くことが回復を早めるようです。

Q6 肥満は腰痛の原因?

やせている人も腰痛になりますし、太っているからといって必ず腰痛になるわけでもないでしょうから、関係ないと思われます。研究においてもはっきりとわからないようです。

Q7 腰の骨の反り具合が腰痛に関係?

これもある研究では、腰部の骨の弯曲の大きさ(前弯の強弱)と腰痛とは無関係であるという報告があります。

Q8 腰の骨や骨盤に異常があるから腰痛になるのか?

腰痛のある人達と腰痛のない人達の背骨や骨盤に異常がどのくらいの割合でみられるか調べた研究がありますが、腰痛のあるなしにかかわらず異常はみられるという結果がでたそうです。つまり、背骨のすべり症や分離症、二分脊椎、側弯症などと腰痛とは関係がないということです。

Q1、Q2、Q7,Q8の答えから、X線などの画像診断で見られる構造的な異常が腰痛の原因ではないということがおわかりいただけるかと思います。

ですから、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症等の診断が病院でだされたとしても、手術をするといった選択肢はまず考える必要はないでしょう。もし病院で手術を勧められたとしても、他の療法を試すべきです。

腰痛の発生メカニズム

ここでは、カイロプラクティック的にみた腰痛の症状の発生メカニズムを説明します。「腰痛」と一口に言ってもその病態は様々で、痛む場所、痛みの質、痛みの現れ方などが異なるものです。しかし、どの症状であっても、その発生は脳からの命令が腰の周囲の筋肉に対してしっかりと伝わらないことで、腰の安定性が低下することによるのです。筋肉がしっかりと腰をサポートできないことで、筋肉や関節にかかる負荷を増大させてしまうのです。では、なぜこのようなことがおきてしまうのでしょう。その原因としては、外傷、ストレス、悪い姿勢、同じ動作の繰返し、不規則な生活などが考えられます。

ぎっくり腰の場合、よく「物を拾おうとした」時の動作で起きたりしますが、この「物を拾おうとした」動作が原因ではありません。また、「重い物を持った」時に起きたという場合でも同じです。これらは、単なるきっかけでしかありません。要するに、そうした動作をする際に、腰の周囲の筋肉がそうした動作に対応する準備ができていなかったことによるのです。
つまり、「物を拾おうとした」「重い物を持った」時に腰の周囲の筋肉に脳からの命令がしっかり伝わらないことで、腰に無理な負担がかかって傷めてしまったのです。

原因がストレスにある場合には、単に「脳→筋肉」の間での神経の滞りが起こります。従って、カイロプラクティックの治療としては、そのストレスまでアプローチしなければいけないということになり、腰だけを治療しているだけではいずれ再発してしまうことになるのです。

長時間の悪い姿勢や同じ動作の繰返しなどの偏った身体の使い方、外傷などが原因となる場合、腰の周囲のセンサー(このセンサーは、皮膚、筋肉、靭帯、関節などにあり、感覚を受容しています。)の働きが悪いことで、正しい情報が脳に伝えられず、そのため脳からも動作に必要な十分な命令が出せない、つまり「センサー→脳→筋肉」の関係の中で起こります。治療としては、センサーがしっかり機能するように適切な刺激を与え、運動も行っていくことになります。また、外傷が原因であれば、その外傷の程度によっては、外傷時のトラウマまでアプローチする必要があるかもしれません。

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